■パネル材料
アルミニウムには、「軽量」「熱伝導性が良い」「加工性が良い」などの利点があります。その利点を生かし、パネル及びサブラック周辺部品の材料には多くのアルミニウムが採用されています。
ここでは私たちに関連する主なアルミニウム材料を紹介致します。 |
1000系アルミニウム
1000番台アルミニウムは工業用の純アルミニウムを指し、純度99.5%以上となっています。
板金などで一般に使用されるA1050は、板材として使用されています。加工性、耐食性には優れていますが、強度が低いため強度を必要とする構造物には向いていません。
弊社では、限定された部品にのみ使用します。
5000系アルミニウム合金
Mgを含有した硬質のアルミニウムです。建材などにも使用されている一般的なアルミニウムであり、耐食性があることから、弊社でもA5052をパネル材料として使用しています。
また、5000番台アルミニウムは溶接構造材として、船舶・車輌にも多く採用されています。
6000系アルミニウム合金
Mg、Siを含有した硬質のアルミニウムです。サブラックの部材などに使用する押出し型材料として知られています。強度・耐食性に優れていることから鉄塔などにも使用されています。サブラックに使用されているA6063は押出性に優れていることから、建築用サッシにも使用されています。
*記号末尾:Pは板材、Sは押出し材を意味します。例:A5052P、A6063S |
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■表面処理、印刷、加工
ここではアルミニウム製パネルなどに採用されている一般的な表面処理、シルク印刷、ミーリング加工について紹介致します。 |
アルマイト(非導通、硬化処理)
電気的に陽極酸化皮膜を作り表面を固くします。アルマイトはメッキのように、下地の上に異種金属膜を生成するのではなく、陽極酸化ではAl素地が減り、約2倍の非導通のアルマイト層が生成されます。表面は多孔質で蜂の巣状に孔があいているため、指紋など付き難く外観上も優れています。さらに、この孔にニッケルを析出させることで、黒色・ブロンズ色の色素皮膜を作る事が出来ます。キズ防止、さらには外観上も美観上良好なことから「商品価値アップ」になります。
アロジン(導通、防錆処理)
防錆の他、EMC、ESD効果を得るための導通処理です。指紋、キズが付き易いなどの弱点があり、フロント面には不向きのため側面・裏面に施します。アルミニウムと塗料の密着性を上げるため、塗装の下地としても利用されています。但し、処理液には六価クロムが含有されるためジルコニウムの他、「三価クロム」「ノンクロム」などの代替処理に変わろうとしています。
六価クロムフリーとは

シルク印刷
小さな文字を印刷するには、UV硬化シルク印刷が効果的です。従来の熱硬化では焼付け温度(100℃〜120℃で25分)の影響でパネル表面にマイクロクラック(微細なひび割れ)と呼ばれる不規則な白い線が発生します。熱膨張によりアルマイト部分が割れてしまうものです。
UV硬化シルク印刷では文字の滲みが消え、小さな文字も印刷可能になっています。
べっぴんパネル(UV硬化シルク印刷)
ミーリング加工
少量多品種のフロントパネルには、ミーリング加工が最適です。個別の金型・治工具は必要とせず、1枚から短納期で美しいパネルが入手可能です。マシニングセンターによるミーリング加工は価格的に割高感があると思われてきましたが、プレス加工に比べ「二次的な加工不要」など製造側、発注側にもメリットが多く実際の見積りには価格差がありません。100枚以下の少量多品種ではむしろ、以下のメリットが考えられます。
・ ニブリング痕(プレス追抜きによる継ぎ目)が無い
・ 加工歪、ゆがみが出ない
・ 加工精度が高く(±0.01)、実装時の基板部品との干渉が無い
・ 隣接した穴加工が可能、残す間隔は0.1mmを実現
・ D-subなど密着部品のためのザグリ(段落し)加工が可能
*あらゆる加工を弊社営業担当にご相談下さい。 |
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真面目な話から楽しい話まで
何でもありのコーナー!!
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